代表理事挨拶


 1995年の阪神淡路大震災以降、私たちは何度となく、災害列島日本を意識させられてきました。新潟県中越地震、東日本大震災、熊本地震、さらには、九州北部豪雨、関東・東北豪雨、西日本豪雨、そして、昨年の台風15号・19号によ激甚災害など、日本の至る所でこれまで想像もしなかった規模の災害が毎年のように発生しています。

 特に昨年、千葉県を襲った巨大台風により、約2週間もの長期にわたる停電が発生したことは記憶に新しく、電気と通信が途絶えれば被災者は劣悪な環境下で、さらなる命の危機に直面するという厳しい現実を突きつけられました。

 Power Aid Japanはこの教訓を生かして、電気自動車(EV)等による災害時の電源派遣ネットワークを官民連携によって全国規模で構築し、災害が発生しても電力が途絶えない社会をつくることを目指して立ち上げました。

 現在、新型コロナウィルスが世界に甚大な被害をもたらし、その対策が急務となっていますが、巨大台風や豪雨、さらには大地震や火山噴火など、あらゆる災害への備えを万全にしなければなりません。

 私達は皆さまのご協力をいただきながら、国土強靭化のお役に立てるよう全力で活動してまいります。ご支援をよろしくお願い申し上げます。

 

2020年6月

一般社団法人 災害時電源等派遣互助協会

代表理事 篠田  昭